グラナダ-スペイン&ポルトガル旅行40目
2012年 04月 06日
さて、アルハンブラ宮殿の入場チケットを購入するため、朝の五時半に起きて気温6度の曇り空の下で2時間も待ちました。真っ暗な空もだんだん明るくなってきました。
私が読んでいる『アルハンブラ物語』の作者である外交官、ワシントン・アーヴィングが19世紀に訪れた時、アルハンブラ宮殿は廃墟のような状態だったと記しています。
しかし彼の本の出版のおかげで宮殿の修復工事が行われてのですから彼の功績たるや凄いものですよね。
さて私が気に入った建物の諸室の写真を一気に紹介します。水と緑に囲まれた美しい佇まいのヘネラリーフェ離宮は「水の宮殿」とも呼ばれています。
入り口から最初の部屋がありそのわきにはメスアールの中庭が...
メスアールの中庭から続くアラヤネスの中庭がアーチの向こうに見えてきました。
こここそ教科書やガイドブックで紹介されるアルハンブラ宮殿の代表的な場所です。南北35m、東西7mの大きな長方形の池で、天人花(アラヤネス)の植込みがあることから名付けられたそうです。
しばし見惚れて佇んでしまいます。次に続くのは大使の間と呼ばれるところ。
王の浴室の星形の天窓がロマンチック...
そして一番のお気に入りはここライオン(獅子)宮。獅子の中庭を囲む部屋の造りです。ライオン(獅子)宮は幾何学的パターンの彫刻で繊細で優美に飾られています。
中庭横の二姉妹の間の八角天井。
アベンセラヘスの間の天井。
残念ながら獅子たちは工事中で囲いの中でした。最後にパルタルノ庭へ。ここで2枚スケッチして来ました。でも寒かった!
ワシントン・アーヴィングの紀行文を読んでいるのですがガイドブックよりこの本を読むほうがアンダルシア地方の景色や気候、人々の性格とか...色々わかって面白いかもしれません。