ブルターニュを南下
2012年 05月 10日
ラ・ロシェル(La Rochelle)に住んでいる相方のいとこと、5月11日に会う約束をしたのでブルターニュを南に横断することにしました。
ブルターニュ地方の中央に位置するポティヴィ(Pontivy)の町はずれに綺麗な水の小川が流れていてすぐ脇には水も湧き出ています。
走り続けていたのでここでここで一休み。お腹もすいていたのでランチもここで済ませてしまいました。
さらに南下しでキブロン(Quiberon ※地図B地点)湾に突き出たキブロン半島をぐるっと周ってみました。
夏季は海辺のリゾート地として賑わう、伝統的なイワシ漁の町です。
なんでも19世紀に、科学者ニコラ・アペールが食品の殺菌を可能にする技術を生み出したのでイワシ漁と国内でのイワシ缶詰製造の主要港となったそうです。
さてさて...半島には綺麗な白浜が広がり、かつて七年戦争の間はフランスとイギリスの艦隊の海戦の地となった場所とは思えないほどのどかなところです。
さて、キブロン周辺には巨石群が残っています。半島の付け根のカルナック(Carnac ※地図C地点)にはカルナック列石やメネック巨石群があり、ブルトン語の「長い石」を意味する「メンヒル」が総延長およそ4kmにわたり三列に並んでいる列石群が残っています。
またメネック巨石群も柵越しに見学することができます。
ヴァンヌ(Vannes)の町を通過したあたりから塩田が遥か海沿いまで広がっています。ここが日本でも有名な塩の名産地ゲランド(Guerande)。
干満の差を利用して貯水池に海水を取り込みます。塩職人:パリュディエ(Paludier)の感と技がゲランドの塩を完成させるのですからのまさに職人芸の結晶といったところです!
出来上がった塩は倉庫に運び込まれ、1年以上寝かせてゆっくり時間をかけて乾燥させていきます。なかでもゲランドのフルール・ド・セルは自然の乳白色をした貴重品で、食材の持ち味を生かす働きは格別だそうです。
今夜はラ・ロッシェルの手前の町で一泊。