夏を過ごす:マルセイユ 日帰りの旅
2012年 08月 23日
相方の娘たちが先日出かけた所:マルセイユの沖に浮かぶ「フリウール島」(※地図青B地点)」。
マルセイユの旧港(ヴューポーVieux Port)から数時間おき?に沖の島に行く定期船がでていて、所要時間20~30分。
相方の長女は学校の先生なので、課外活動で生徒と島で一週間過ごすことがあるそうだ。島では子供たちと小さなヨットに乗って遊びながら自然について勉強する...。
このマルセイユ沖には「イフ島(※地図青A地点)」もあり、そこには牢獄が!!!下の写真中央がイフ島のイフ城。後ろにフリウール島。
イフ城はアレクサンドル・デュマ・ペールの名作『モンテ・クリスト伯』で有名な場所ですよね。小学校の時、この小説は長すぎてイヤだと思って読み始めたのですが...、意外なことにこのお話が大好きになったのでした。下はイフ城の見取り図
下はイフ城内部の井戸
ちょっと余談...
山梨での寒い時期に見ていたDVDに「ショーシャンクの空に」があります。(主演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン)
妻とその浮気相手を殺害した罪で終身刑の判決を言い渡されたアンディー(ティム・ロビンス)はショーシャンク刑務所に収監されるのですが、彼はこの刑務所内に立派な図書館をつくります。寄付された大量の本を内容によって仲間達と区分け作業をする場面があり...アンディーが『モンテ・クリスト伯』は脱獄する話だと説明すると、彼の仲間(モーガン・フリーマン)が真顔で「この本は教育分野に置くべきだ!」と言うのが...笑えました
ついでに余談2... イフ城を牢獄にする...(Wikipediaより転記)
立地と付近の海流から脱獄が困難であるため、政治犯や宗教的犯罪者を収容する牢獄として利用されるようになった。この島は、1844年に出版されたアレクサンドル・デュマの小説『モンテ・クリスト伯』の中で主人公のエドモン・ダンテスが収監された場所として、広くその名を知られることとなった。下がデュマ・ペール
当時の牢獄では身分や財産によって囚人の中でも扱われ方が異なっていた。貧しい囚人は窓もない地下牢に収容されたが、裕福な囚人は資金を出すことによって簡易トイレや暖炉のついた個室に入ることができた。これって、いわゆる「袖の下」みたいなお金?
さてさて、フリウール島は、自然と古い港町の雰囲気を残す小さな入り江が多数ある島。
島はカルキ質の白い岩肌で、周りにはエメラルドグリーンの海が...。
大きな都市の沖の島とは思えないような美しい場所に日帰りで行けるなんて、羨ましいですよね。
彼女達も島に到着して、砂浜でパラソルを広げて海水浴!
仕事のことも忘れて、おしゃべりしながらランチを食べて、ゴロリと横になって本を読んだりして過ごしたとか...。
彼女たちの話を聞いて、夏休みが終わった頃にでも行って見たい...。