特産のアルガンオイル
2013年 03月 07日
こちらの人はロバには跨らずに座るように乗ります。
エッサウイラから20kmほどのところにアルガンオイルの共同組合のお店があるので寄ってみました。
2001年にスローフード大賞を受賞したとかいうモロッコ南部でしか採れない『アルガンオイル』はエッサウイラだけでなくここから南部の町で購入できます。※エッサウイラはピュアなオイルを販売しているけれど、他の地域では他のオイルを混入しているそうな!
アルガンオイルの工程を見せてくれました。下がアルガンの実の種。
固い殻を石でたたき割り白い核を取り出します。
石臼ですりつぶし、練りごまのような汁を採ります。
この汁からオイルだけ取ったものが、昨日味わったアルガンオイルというわけ。
下の写真左上がアルガンオイル。中央下がアルガン汁。そして右上がハチミツをあえたアルガン汁。
試食しましたが、アルガン汁はまさに甘みの多い練りごま風。こちらの地方の人は朝食にこの練りアルガンをパンに付けて食べるのだとか。『西洋人のヌテラと同じです』との説明でした。そしてアルガンオイルは、パンに付けるだけでも美味しい!ハチミツアルガンはハチミツの味しかしなかった。
店員はアルガンオイルの美容液、マッサージオイル、アルガン石鹸をやたらと勧めてきます(超高値)。
買おうかな~...でも、ここは初心を貫いてエキストラ・ヴァージン・アルガンオイルと練りアルガンを購入。
しかし、めちゃくちゃ高い!フランスで質の良いオリーブオイルを買うのより高値。100mlで1500円です。
まぁ、今後は二度と購入しないかエッサウイラのスークで買うことになるかも。ただ2リットル入りだから多すぎる(※割安)のよね~!マルセイユに戻ったらこの練りアルガンでゴマ豆腐もどきを作る予定!
さて、車からの景色はどんどん変わります。小さな砂丘、続いてバナナ畑。アガディール:Agadir手前のタムリ:Tamriの町はサファーの町らしくサーファーショップだらけ。そして次に多かったのがバナナ売りのお店。バナナを積み重ね、屋根からもつるしていて店主がバナナに埋もれていました。
今夜は、冬のバカンス地であるアガディールで一泊。ここは一年のうち300日以上がお天気だとか。
まるで、日照時間が日本一長い山梨県明野町のような場所だわね。