ザゴラのスーク
2013年 03月 20日
相方が「ラクダの市もあるかもしれないから」というので、2人でロバの鳴き声がする方へと...。いやはや、ここの青空市場はかなり広!家具コーナーには、タンスやテーブルが売られています。もちろん手作りです。
このテーブルって、まさに日本のちゃぶ台みたいじゃないですか!その隣はプラスティック・コーナー。バケツ、洗面器やかごが適当に積み置かれています。
私達はプラスティック・コーナーでハエたたきを1本購入。一昨日のキャンプ場からハエが多くなり、車の中に入ったハエを撃退させるためです。
さてお目当てのラクダ市はなく、荷をほどかれたロバやラバだけでした。しかし、こんなにたくさんのロバを一度に見るのは初めて!どのロバも逃げ出さないように2本の足がロープでくくられています。
このロバは私達に近寄り鳴き始めました...じっとロバの泣き声を聞いていると、馬の「いななく」とは違いなんだか悲痛な叫び声に近いのです。ピノキオの不良少年がロバに変わる場面がありますが、ロバの鳴き声を聞いてストリーを思いついたのかもしれません。
近くの村々からも買い物に来ているようです。タムグルートと違って、女性たちの多くは色鮮やかな装いです。
スークでは新鮮な野菜や果物、香辛料などあらゆるものが売られています。スーク内の様子です。下の写真は香辛料を量り売りしてくれます。
ロバを上手に扱う少年。まだ小学生ぐらいです。
私はソラマメとグリーンピースをしばしば買います。とっても新鮮で、たとえばソラマメ2kgとグリンピース1kgで合計14DH(140円)。買うときは実の小ぶりなソラマメを選びます。さやから取り出し皮付きのまま生で食べるのです!少しお塩をつけたり、パンにバターを塗った上にのせて食べるとソラマメの甘味がよくわかります。
今日はアンティーク・コーナーの露店をのぞいたのですが、高い割に雑な作りで蓋が閉まらない...。抹茶の粉を入れたくて、小さな小物入れのような筒を購入したかったからです。 相方が「フェズ:Fezの町のほうが、安くて品数も多いよ」とアドバイスしてくれたので探すのは諦めました。
下は彼等が日常使っているモロッコのテントです。結婚式などでは3倍から4倍大きなテントを張って宴会を行います。
お昼は町のレストランへ。
道路沿いの温度計を見たら37度です!うへぇ~、身体に毒だ!食後は甘い甘~いミントティを飲み&日差しが弱まるまでレストランのテラスでスケッチ。
ところでミント・ティーはグラスに注いではポットに戻し、何度か繰り返して味を整えます。注ぐときはかならず高い位置からグラスの中に注ぎティーを泡立てます。この泡が大切らしく...お店の人に訳を聞くと「砂よけさ!砂が入っても泡をどければいいだろう。」 はぁ~、もっと洒落た理由があると思ったのですが、砂よけですか?でも、もう泡が消えてします...
この町は砂漠が近いからか... ターバンを巻いた男性が多い!スークでも通りでも良く見かけます。
青い服装は砂漠の商人だそうです。昔ならラクダの貿易商人の衣装。
下の写真中央の彼はなんだかアラビアのロレンス風の映画でエキストラしそうですよね!
白い衣装はなんでしてっけ?...忘れてしまいました。
夕方にキャンピング場からザゴラ山の景色を眺めました。タジン鍋型の山であります。
夜は空一面 星 で、昔の伊豆や山梨の夜空を思い出しました!
今日もザゴラ泊。