カスバ街道を行く - ワルザザート そしてマラケッシュ
2013年 03月 24日
お庭には休憩用のテントがあります。
お庭を散歩してから屋上のテラスで朝食。オートアトラスが雪化粧してきれい。お手製のパンやクレープに自家製のバターとハチミツをつけて頂きました。
モロッコのクレープは四角い。
さて、スクーラからワルザザート:Ouarzazateへ行き、日曜日に開かれるマルシェを見学。
ワルザザートの町の入り口は意外と閑散としていますが、でも日干し土レンガと泥で綺麗に仕上げたりっぱな家々が多い!リッチな町なのでしょう。
お店の前を通って市場の方へ....。
市場はぐちゃぐちゃにごった返しています。オレンジも赤玉ねぎもトラックの荷台からザザザァ~と下して、各自がむらがって買って行きます。
売り方が豪快だわぁー!
モロッコの市はkg単位で値段を言ってくるので、いつも1キロ買ってしまいます。この日はオレンジ1kgとジャガイモ1kgを購入。
カスバ街道とこここでお別れ...ワルザザートの町はずれに大きな映画スタジオがあり、モロッコ版ハリウッドですか、スタジオ入り口前にはエジプトのスフィンクスの頭部が飾られておりました。年に1回は映画が撮られているとか...
ワルザザートから33kmほど北にある、世界遺産「アイト・ベン・ハッドゥの集落」に行くつもりでしたが、二人で景色を眺めていて道路標識を見過ごしてしまいました。揃いもそろってドジな2人です。
(※上記写真wikipediaから転記) ここは丘の斜面に、巨大で保存状態の良いクサル(要塞化された村)があり観光名所。ここクサルも、私達がタムグルートでたずねたカスバのように、路地がくねくねと続いて迷路になっているのでしょう。
ここでは「アラビアのロレンス」やら「ナイルの宝石」、「ハンナプトラ2」などの映画の撮影に使用された場所なので、いつかまたモロッコに来る機会があれば寄ってみたいと思います。
というわけでオート・アトラスを超えてマラケシュ:Marrakechへ向かいます。
遠くに見えたアトラス山脈がだんだん近づいてきました。一昨日にかなり雪が降ったので、峠の道が通行止めになっていないかちょっと心配。
でも、なんの表示もされていなかったので上っていきました。標高3000メートル以上の山々が連なるオート・アトラスですから、さぞや過酷な道のりかと覚悟をしていたのですが大間違い!ティシュカ峠までは意外とあっさり到着。
標高2,264メートルですから、車から降りたら、日差しは強いのですが風が冷たく感じました!ここからは緩やかな下り坂がつづき、アルプスの草原のような平坦なところがあったのでランチをとりました。草花が風に揺られ、湿原のようでもありチョロチョロと水も流れています。 湧水をタンクに入れている人もいました。
お爺さんが石を売りに来たのですが、私達が食事中なので寒いのにじっと終わるまで待っていました。....で、お爺さんが売りに来た石は、うぅ~ん、正直買う気が起きない代物(ゴメンナサイ!)でも、お爺さんの礼儀正しい態度や、高齢なのに1人で生活費を稼いでいる話を聞いて、相方はお爺さんの言い値で石2つを100DH(1000円)購入。さらに「パンがほしい」というのでパンもおすそ分け。8円でパンが買える国ですから、きっと5日間ぐらいは心静かに暮らせるのではないかしら?
さて、山道をくねくねと走り、見晴しの良いレストラン&バールがあったのでミント・ティーを飲みながらアトラスの峰を眺めました(※赤☆印の地点)
今日はマラケシュ郊外で、リタイヤしたフランス人ご夫婦が経営する、妙にリッチなキャンピングで一泊。この時点で走行距離が67000kmなので、モロッコに着いてから3700km走ったことになります...。明日はマラケシュ:Marrakechの町へ