タハイ遺跡と博物館
2014年 03月 17日
楽しみに出かけたイースター島博物館ですが、ちょっぴり失望。なぜなら、文化祭にありがちなパネル展示が多く、唯一興味がそそられたのは、謎の文字『ロンゴロンゴ(ラパヌイ語)』が刻まれている木片。
なんでも世界でたった28点しか残っていないから、ここのは貴重な1枚ということです。
読み方は、板の左下から右方向へ読み、次に板を上下に180度回転させてから、また左から右へ読み、これを繰り返すというなんとも妙な読み方です。
其の他の展示品。優しい笑みがこぼれます。
スケッチ。
さて、博物館から海の方へ下り、右に行くとアフ・アカ・プ、左へ行くとタハイ遺跡に着きます。
Ahu Aka Pu アフ・アカ・プ
芝生の広場にモアイ像が一体だけ立っていて、右手奥にアフ、アフの手前に円柱の石積み。これは栽培用の風よけかしら?
同じような石積みの中で、浅葱とか斑入りのフキを育てていました。
...とはいえ、説明がなかったから正しいことは分からない。
Tahai タハイ遺跡(タハイの儀式村)
1968年フランスの雑誌の撮影をかねて、ウィリアム・マロイが支援を受けて完成した儀式村には、アフが3つ、石造りの家、ボートハウス(住居跡)などがあって、なかなか手入れが行き届いた気持ちの良い公園。
Ahu Vaiuri アフ・バイウリ
初期のモアイ像5体が700年頃作成のアフに立っていて島内で一番古いのだとか...。この時期のモアイ像は、一つ一つ体型も違っていて個性的。以前は6体あったのかしら?
ボートハウス(住居跡)
アフ・バイウリの手前に楕円の石組。ホトゥ・マトゥアー王一行が、家がなかったのでボートをひっくり返して使ったことが始まりと言われています。下が解説のイラスト。
Ahu Tahai アフ・タハイ
アフ・バイウリの横に一体だけ立っているモアイ像。しばしここでスケッチ。
Rampa ロンパの船着き場
バイウリとアフ・タハイの間に、ロンパと言う船の船着き場。ここはアフと海を結ぶ聖域だったそうです。
Ahu Koteriku アフ・コテリク
プカオを載せ、白目は白珊瑚、黒目は黒曜石の複製の目が入っています。
『マナ(霊力)』を出すモアイ像だそうで、近寄ると気のせいか感じるものがあったような...