旅行中のPhotoやお絵かきなどをアップするぞぉ~、なのでこのblogをスタート♪ パンとRoquefortチーズが大好きな私がご飯と魚を毎日食べたい相方と出会い、まずは2010年南仏でのバカンスから...


by kyo_youpi2010
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

フランスの氷室


d0167041_320491.jpg

ル・トロネで一泊してサントロペの近くまで南下して来ました。この辺りはAOCのコート・ド・プロヴァンスのブドウ畑が広がっています。
d0167041_3244245.jpg

※AOC:フランスのワイン、チーズ、バターetcに特定の条件を満たしたものに付与される品質保証

元はと言えば、大規模森林火災を防ぐために森を区切るようにブドウの木々が植えられていたそうです。ただの防火林だったブドウ畑が、今では立派なワイン生産用に代ったというわけ。そして多くのワイン製造業者は敷地にコルクの木も植えたのでコルク林もたくさんあります。
2003年にサントロペ近くのモール山塊:les Massifs des Mauresで大規模森林火災が発生し、山の松もコルクの木も全焼。でも、翌年には真っ黒なコルクの幹から若芽を吹き出し枝を伸ばして生きていたそうです。10年経った今でも、真っ黒こげの幹を見ることが出来ます。
d0167041_3252262.jpg

コルクの林をスケッチしながら生命力の素晴らしさを思い、しばらくそこで過ごしました。
d0167041_3432286.jpg

d0167041_3254215.jpg

相方に聞いたのですが、ここにはフランス唯一の陸ガメ、ヘルマンリクガメ:Tortue d’hermannが生息する地域。火災発生時に消防士たちは、懸命にこの絶滅寸前の陸ガメを探して捕獲作業を行ったそうです。どちらも命がけですよね。
d0167041_21231656.jpg

さて、西に向かって細い山道を走ります。不釣り合いなほどに大きな修道院が隣りの山の上に見えます。
d0167041_3255742.jpg

これはヴェルヌの修道院で、モール山塊中央に建っています。旧シャルトル修道会で1174年に建築がはじまりました。フランス革命後は廃れ、今はベツレヘム修道会によって運営されています。
d0167041_3361099.jpg

見学したかったのですが、通りかかったのが4時過ぎ。修道院へ続く脇道を通って行くにも30分はかかりそう...。閉門17時でと書かれていたので一瞬迷ったのですが見学は断念。次回、出直して見学してみたいですね。
さらに西に別の山塊サント・ボーム:Massif de la Sainte-Baumeの裾野にある『ピヴォの氷室:Glacoere Pivaut』に到着。まだ明るいので10分ほど歩いて出掛けてみました。
d0167041_3263461.jpg

17世紀中頃から20世紀初めまで使われていた氷室で、17個も氷室が建てられていたそうです。
1990年に1つだけ復元された氷室。入口部分。下の図の1の位置。
d0167041_338314.jpg

d0167041_3391212.jpg

裏手に回って見たところ。図の2の位置。
d0167041_3394397.jpg
さらに奥には池があります。
冬にボームから流れてきた水が凍り、厚さ15cmなると切りだして氷室に保存。3回ほどこの作業を繰り返したそうです。
夏になるとマルセイユやトゥルーズに氷を売りに行っていた、冷蔵庫がない時代のお話し...。
d0167041_3401013.jpg
図の3は保存中に溶けた水を川に流すための排水溝、下がその入口の写真。
d0167041_3405638.jpg
私達はこの排水溝から氷室に入ってみました。図の4の位置で内部を撮影。3階建ぐらいの高さがあり、中はひんやり涼しい。
d0167041_341228.jpg

La glacière de Pivaut se trouve sur le territoire de a commune de Mazaugues, à 7km en direction du Plan d'Aups. Elle fait partie d'un ensemble de 17 glacières qui ont fonctionné entre la deuxième moitié du XVIIe siècle et le début du XXe siècle. L'édifice (ainsi que ses bassins de congélation) a été restauré dans les années 1990 par le Conseil Général du Var avec l'aide scientifique de l'ASER du Centre-Var.

日本の氷室についても少々調べてみると...、
日本書紀の記述から、氷室の歴史は仁徳天皇62年って飛鳥時代前?
7世紀には氷室を管理した職が存在していたようです。江戸時代においては前田藩が将軍家へ氷を献上したり、江戸市中にも氷室が造られるようになり、庶民も氷を楽しむようになったそうです。下が日本の氷室
d0167041_475181.jpg
ただ、日本では氷室よりも冬に「雪蔵」「雪中貯蔵」に雪を保管したり、残雪や凍雪を利用する方が一般的だったようです。

そんな江戸の夏場は、川から汲んだ水に氷を入れて売る「水屋」が大繁盛。衛生面の不備で高齢者がしばしお腹を下し「年寄りの冷や水」という慣用句が生まれたんですって!(wikipediaより)

知りませんでした。
by kyo_youpi2010 | 2014-06-25 22:46 | France | Comments(0)