サン・ヴェランの伝説
2014年 08月 15日
「フランスの美しい村」の1つに認定されているサン・ヴェランは、今でも17世紀から18世紀の特色を留めた情緒豊かな観光地。なんとなく木曾の妻籠宿を思い出します。家は3階建てが多く、3階部分は木造でワラを干してたり保存するために使われ、開放した通気の良い造りにです。
火事から村を守るため町内ごとに泉があり、普段は家畜の水飲み場として、また村民の洗濯場として使われていました。
こちらがサン・ヴェラン教会入り口の柱。
柱には聖ヴェランのヘビのようなドラゴンを退治したという伝説が刻まれています。南プロヴァンスのヴォークルーズの泉が湧く洞窟に住むドラゴンと戦い、ドラゴンは血を流しながらアルプスへ逃げ、この地に落ちて死んだ...と言うもの。
※ドラゴンが流した12滴の血が落ちた場所は、綴りは違っても『サン・ヴェラン』と名付けられています。
村の家をスケッチしたのですが、日差しが強くて画用紙に反射した紫外線で雪目になりそうでした。
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