カランク(Les Calnques)ハイキング
2010年 06月 24日
今日はその中間にあるカランク(Les Calanques)いう場所に行きます。このあたりは白い岩肌とエメラスドグリーンに深いブルー...うぅ~ん、トルコブルーっていう感じでしょうか、本当に地中海(Mer Méditerranée)の美しさに心から感動するところです。マルセイユ港から遊覧船がたくさん出ているので海から見学することができます。しかし、今日は地元の人々と同様に車と足で目的の海に向かいます。
およそ2時間のハイキングをしながら海まで行き、そこで一日過ごします。ランチの用意をして、私はスケッチの準備をしていざ出発。
マルセイユのルミニィ(Luminy)まで車で行きます。ここには有名な芸術スクール(すっごく立派!若かったら留学したい)があるので、もし訪れたい方はマルセイユからバスが利用できます。ここで車を降り、後は徒歩でしか進むことができません。老若男女が、ジョギングしながら、杖をつきながら、おしゃべりしながらハイキングです。
上の写真が地元で配られているパンフレットです。なんとなくイメージがわいてきますよね!
車から降りてしばらくは広い森の中を進みますが、1時間ぐらいすると地中海が見えてきます。もう少し進むと眼下には目的の海岸も見えますがかなり急な崖を下りていきます。このあたりは以前、大火災が発生して森が焼けてしまったところ。その後、植林して少しずつ緑が戻るように努力しているらしい...ですが、かなりカラッカラに乾燥した土地です。でも、見晴らしは最高!!!
しかし....、この急な長い坂道を帰りは上るのかと思うとちょっと不安が。楽しみには苦労が伴うんですね...。
写真中央の海に浮かぶ島というか岩まで行くんですって!ひょ、え、ぇ...!今までの運動不足がたたって、ここまででも十分バテぎみです。
あれれ...、もうすでに日に焼けてしまってます。顔が赤い!
オバサンはがんばりました。やっと到着しました。めちゃくちゃ水が透明!子供時代から約30年間、夏休みの間ズゥーっと過ごしていた南伊豆の海を思い出しました。砂浜派ではない岩浜派の家庭に育ったのでいつも岩ばかりの石廊崎近くの海。そこにも小さな島や岩がたくさんあり、家からは「箕の掛け岩」や「大工岩」なんていう名所が見えたところ。いやはやとっても懐かしい~。
時間はもうお昼!特性フランス風お弁当だとか。炊いたご飯の中に、ツナ、トマトのザク切り、黒オリーブ。たぶんツナ缶の汁も加えて塩とレモンで味付けしているのかなぁ~?(聞くの忘れた) 男の料理”ぶっ掛けゴハン”風とでも申しましょうか、見た目はちょっと...ですが、思いのほか美味しかったです。ご馳走様! デザートはりんごとクッキー1袋。 学校の遠足みたい...
きれいな海。少しだけ泳ぎました。水は予想外に冷たいです。ヨットやクルーザーを持っている人たちは入り江に船を止めて、子供達が楽しそうに船から海に飛び込んで遊んでいます。
同じ世界に住んでいるとは思えないほど、今までの生活とは違う空間にいて、すごく奇妙な感じ。だから自分は別世界?イヤ、異次元から来たエイリアンみたいです。オバサン・エイリアンはとってもハッピー!!!iii
はしゃいでばかりはいません。絵もちゃんと描きましたよ~~。とは言っても2枚ですが...。でも写真も撮ったしかなり充実しています。でも後半、紙の白さが反射してかなり目が疲れていました...。
[column]
日本のガイドブックは、カランククルーズを薦めていますが、せっかくここまで来たのなら、私はカランクハイキングをお薦めします。出来れは泳げる時期がいいですよね。ハイキングの後は白い岩にエメラルドグリーンの海で泳ぐなんて最高ですよ!...ただし、海水浴といってもまずはハイキングですから、もし短パンでもサンダルはNG。ハイキングコースは砂利道だし、海岸近くは岩場を下りていくのでハイキング用シューズ、スニーカーの方が安全!水着、タオル、サンダルや食べ物などはリュックに入れれば準備完了! 素敵な感動が待っているはずです。
今までの経験からすると、大体、海岸の右側は水着派の方達が陣取り、ニースのように全身焼きたい方や水着なしで泳ぎたい方は、どうぞ海岸の左側へお進みください.... (笑)