アルビ司教座聖堂サント・セシル
2012年 05月 01日
1240年に建設が始まり、15世紀の終わりまで工事が続き、19世紀に新しい屋根を設置する工事が行われて現在の異様なほどいかめしい姿になったようです。サント・セシルの特異な外観は、異端派、海賊、地元諸侯などの脅威に対抗するために要塞化されています。
しかし教会入り口や内部は外壁とは異なり驚くような豪華でみごとな造りです。
聖堂西側オルガンの下の左右の壁面に大きなサイズのフレスコ画で「最後の審判」が描かれています。
フランドルの画家たちによって 1474年~1484年にかけて製作されたものです。
トゥールーズ・ロートレック美術館にも立ち寄ってみましたが、あいにく今日は5月1日の「メーデーの日」でお休みとか....でも素敵なお庭は見学が可能だというので見てきました。
可愛いブドウの木の蔓で作られたアーチを進むと、街の象徴はタルン川にかけられたヴィユー橋が目の前に広がります。
1050年に建造されたヨーロッパに現存する最古の橋のひとつだそうです。流域で採掘される粘土で焼いた赤レンガでつくられています。華やかな中世の時代には屋根付きの建物が橋の両側に並んでいたそうです。しばしタルン川をデッサンしてアルビの町を出発しました。
ラランド(Lalinde)の家には相方の家族がすでに到着していました。広いお庭で昼食をとりのんびりした午後を過ごしてから町の市場へ。
ポニーがいたので「売り物なの?」と思ったら子供たちへのお楽しみとして、ポーニーに乗って町をお散歩していました!
ところで、5月1日にスズラン(muguet)を愛する人に贈るという習慣があります。なんでもスズランを贈られた人には幸運が訪れるという縁起ものです。夫から妻へ、子供から母へ、普段お世話になっている人へと・・・。
メーデーの日はパン屋やBar以外のお店は閉店だったりするのですが、スズランを売るお花屋さんや市場は人々で賑わっています。さらにこの日は花屋でなくても、誰でもすずらんを売っていいことになっています。収入は申告する必要なしとか...