イルクーツクでの2日間
2012年 10月 16日
列車の時刻表はモスクワ時間で表記されていますから、午前2時57分!!! でもイルクーツクのローカルタイムでは朝の7時57分なんです。あらっ、日本と同じ時刻じゃぁないですか!
イルクーツクは、ロシア正教会の大主教座が置かれている都市で、劇場、オペラ座などの文化施設も充実しているので「シベリアのパリ」と呼ばれるとか?!... 知らなかった。
そしてこれらの公共建築にはシベリアに抑留された日本人によって建てられたものも多いそうです。
井上靖の小説『おろしや国酔夢譚(こくすいむたん)』で登場する都市ですよね。街はバイカル湖西岸内陸にあたり、バイカル湖から流れ出るアンガラ川(エニセイ川の支流)の右岸に位置しています。
私達のホテルはこのアンガラ川のそばで徒歩2分の距離。下の地図赤☆印がホテルの場所です。
またここは、ロシア中央から囚人や政治犯の送られる流刑地でもあり、1825年にデカブリストの乱を起こした貴族たちはイルクーツクに流されたのです...。昔『少女フレンド』というマンガ雑誌に水野英子さんの『白いトロイカ』が連載されていて夢中で読みました。主人公が恋する貴族青年は革命活動にも携わっていたと記憶するのですが...もしかして彼はこのデカブリストの乱に参加するという設定だったかしら???
さて、この日はホテルに着いてから1時間ほど近くを散策したのですが、咳がひどくなりダウン!
喘息の発作のようで、2泊したイルクーツクは終始ベッドの上で過ごしました
午前中写したホテル近くの景色を少々アップします。
アンガラ川です。
つららがお髭みたいです。
書き忘れましたが、夜はすでにマイナスの世界!
マイナス17度でした!