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旅行中のPhotoやお絵かきなどをアップするぞぉ~、なのでこのblogをスタート♪ パンとRoquefortチーズが大好きな私がご飯と魚を毎日食べたい相方と出会い、まずは2010年南仏でのバカンスから...


by kyo_youpi2010
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灯台〜7月ブルターニュ紀行


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フランス・ブルターニュ地方は大西洋に突出した半島が連なる地域で、北にイギリス海峡、南にはビスケー湾に面しています。その海岸線は秋から冬にかけて暴風雨に見舞われ、この海域の巨大な波と強い流れで、ヨーロッパで最も危険な海域の1つとされています。今までにこの海域で遭難した船は数知れず...そこで19世紀後半からこの海域の沿岸、海上、島々に灯台が建設されてきました。※下が記事内の灯台位置
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ラ・ジュマン:La Jument灯台を『ブルターニュで最も有名な灯台』にしたのが、世界中の新聞や雑誌に掲載されたジャン・ギシャール氏撮影の写真。この写真を持ってリポーターとともに、以前灯台に駐在していた灯台守に会いに行くお話しがyoutubeに公開されています。波間に浮かぶ灯台は、しばしば想像を絶する強烈で巨大な波が襲うのがか分かります!
※下にその画像を転記。

私が土産物店で購入したハガキ。ブルターニュの海岸線中央あたりの沖に浮かぶサン島近くのアル・マン:Ar-Men灯台。この灯台も冬の巨大な波に飲み込まれています。
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晴天に恵まれた今回のブルターニュ訪問中に見学した灯台を2つご紹介。
ブルターニュ・フィニステール県パンマールの岬には、新旧2つの灯台が建ち並んでいます。※下の写真の右側が旧灯台で今は展示館
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エクミュール:Eckmuhl灯台は、上部がまるで真珠の王冠のようで気品があります。
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実は、ブルターニュの侯爵の娘の長年の希望により1892年に彼女の遺産で建てられた灯台は、その内部の美しいらせん階段が超有名(※ページトップの写真)。307段あり途中に5つの張り出し窓があります。
電気がない時代の灯台は、もちろん鯨油や植物油を使って海を照らしていたわけで、日本では和歌山の太地町の「燈明台」が鯨油を使っていた灯台の一つ。※「燈明台」は石灯篭ほどの大きさ。
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そしてがサン・マチュー岬にあるサン・マチュー:Saint-Mathieu灯台。
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灯台の手前には12世紀に建てらたサン・マチュー修道院の廃墟、写真奥は19世紀に建てられたノートルダム・ド・ラ・グラース礼拝堂。右の低い白い塔は船と交信する連絡塔。
晴れ渡った美しい空をバックにしばし2人でスケッチを楽しみました。
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by kyo_youpi2010 | 2015-07-30 22:56 | France