女神の町と塩田とアンチョビー
2016年 02月 21日
ここはイタリアでも見晴らしが最高の町の一つ。お天気に恵まれれば、崖に建てられたバリオ城:Castello del Balioのテラスからアフリカを望むことも可能... なのですが、トラパニ門から坂道を通ってお城に着いた時には霧も到着!慌ててテラスから写真を撮ったけれど雲と霧に邪魔された!
上がトラパニ門で、下がバリオ城
お城のテラスから撮った景色(上)では雲で奥の山が隠れ、町を覆い始めた霧で教会の鐘塔の屋根が霞んでいます(下)
お城の門は閉まっていたので庭を歩いて、また町に戻りマトリーチェ教会を見学(2€)。この時には青空が顔を出した。
教会正面・上部のバラ窓の細工が素敵
中に入ったら、なんと台湾からの観光客100人で大混雑!
なんとか祭壇まで進んで写真を撮ったり眺めたり... 繊細な細工がされた天井の美しさにに全ての人が魅了されていました。
ところで、エリーチェはトロイの末裔と言われるエリモイ族が築いた女神伝説の町と言われています。でもトロイの末裔と言われているのはローマ人では?それにエリモイ族なら地中海沿岸南フランス及びイタリアあたりか移住したといわれている人々...、ハテどちらなのでしょうか。
豊穣の女神アスタルテを崇め、のちに愛の女神ヴィーナスを祭る神殿が建っていたと言われているので、私の勝手な推理ですが『トロイ王の義息子は女神ヴィーナスの息子アイネアスなので、アイネスかその子供が地中海沿岸のカルタゴや島々を点々と船で移動した際に、女神の導きでカルタゴの対岸にあるシチリア島のトラパニ辺りにたどり着き、先住民エリモイ族と混血になったアイネスの子孫が丘の上にエリーチェの町を築いた。彼ら子孫にとっては、エリモイ族の崇めた女神アスタルテと先祖であり航海を見守った女神ヴィーナスの神殿を建てたとしても不思議ではない。つまりエリーチェのエリモイ族がトロイの末裔といっても間違っていない。』...というのが個人的意見であります。なんであれ、この町の石畳が濡れたような美しさがあったということは確かです。
伝説の町エリーチェの見学を終えて、トラパニ:Trapaniの町から塩田のある海岸沿いでスケッチと昼食。 ※ページ上部の地図 青☆印地点。
シチリアで『広大な塩田』があると聞いていたのですが、フランスの数々の塩田の方が断然広大。 塩田に建てられている風車小屋がかわいい!
その後さらに南下してシャッカ:Sciaccaの町で一泊※地図のオレンジ☆印地点。シャッカってお釈迦さまの町みたいな名前ですが、ここはアンチョビーと温泉と陶器で有名な町。
明日は朝一番にwifiを探さなくちゃ!なんせ納税の手続きに必要な書類があるので連絡しないと...。そのうえパレルモでのカードでの現金引き出しが1回だけだったハズなのに、なんと3回になっているので、こちらも電話をかけないと...。