フランス版山菜採り
2016年 04月 04日
南仏プロヴァンスに生える野生アスパラガス『アスペルジュ・ソヴァージュ:asperge sauvage』
旅行中、ブドウ畑のわきの道でたくさんのアスペルジュ・ソヴァージュを見つけて、スクランブルエッグでいただきました。栽培されているアスパラの祖先なのでお味は同じで濃い目。だから少量で十分上品な春の味を楽しめうれしかったぁ~。
下が初めてのブルイヤード(プロヴァンス風スクランブルエッグ)。少し卵に火が通り過ぎてしまった。
パリにも『森のアスペルジュ・ソヴァージ』があるけれど、あちらはアスパラとは別物なので、形は似てても味が違う。...とはいえ日本にも空輸されてフランス料理店で使われているようです。
そんなアスペルジュ・ソヴァージュが庭に生えているのを発見。相方は『チクチク葉が刺さる雑草』として、しきりに切っていたのですが、まさにアスペルジュ・ソヴァージュ!間違いありません。
ごそごそと探してみるとありましたよ新芽のアスパラ。そこそこ採れて感激だわ!これからは毎年お庭でフランス版山菜採りが楽しめます。下の写真がお庭で見つけたアスペルジュ・ソヴァージュ
※アスペルジュ・ソヴァージュのブルイヤード(プロヴァンス地方のスクランブルエッグ)の作り方
1.アスペルジュ・ソヴァージュを5mm~7mmぐらいに刻み、固い部分は捨てる。
2.フライパンにたっぷり目にバターを溶かし、中火でアスペルジュ・ソヴァージュを軽く炒める。
香りが立って来たら、中弱火にして卵を直接フライパンに割り落としていく。
3黄身を切るようにしてアスペルジュ・ソヴァージュとゆっくり混ぜていく。
4.塩・コショウを入れて味を調え、卵に火を通し過ぎず、柔らかいうちに火を止め完成。
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@マリーロジニへ
※日本のレストランでも使われるパリのアスペルジュ・ソヴァージュは稲穂のような形(下の写真の上段左)
グリーンアスパラの茎先(下の写真上段右)と、南プロヴァンス(地中海沿岸)のアスペルジュ・ソヴァージュの茎先(下の写真下段)を見比べれば、こちらがアスパラガスのご先祖だと分かりますよね。