フォンテーヌ・ド・ヴォークルーズ
2016年 04月 18日
フランスでも人気のフォンテーヌ・ド・ヴォークルーズ:Fontaine de Vaucluse村へ移動...。観光に便利な教会近くの駐車場に止めるなら9時までに到着がおススメ。駐車場が満車の場合は村の橋を渡り南へ200m先の泉水駐車場広場まで戻らないとね...。
まずは駐車場近くのサン・ヴェラン:St.Véran教会を見学。ここはプロヴァンス・ロマネスク様式の教会で、以前旅行したアルプス山中のサン・ヴェラン村の教会と同じ名前ですが、アルプス山中の方がイタリアの影響を受けているかなぁ...。
下の写真左側がヴォークルーズのサン・ヴェラン教会で右側がサン・ヴェラン村のサン・ヴェラン教会
※以前の記事『サン・ヴェランの伝説 2014/08/15』こちら...
サン・ヴェランの伝説とは、ここヴォークルーズの泉が湧く洞窟にドラゴンが住み、住民たちに恐れられていた。聖ヴェランが蛇のような長い尾っぽを持つドラゴン退治して追い出し、ドラゴンは血を流しながらアルプス山中に墜落...という物語。
伝説に登場したドラゴンの住処だった淵に湧く水がソルグ:Sorgue川となり、その流れに沿って緑豊かな自然と澄んだ空気を堪能できる素敵な場所にあるヴォークルーズ。橋のたもとからの眺めも最高。写真より実際の方が断然美しいって、本当に珍しいのですが事実写真より魅力的な川です。
wikipediaによると、フォンテーヌ・ド・ヴォークルーズ(ヴォークルーズの泉の意)の湧水は年間6億3000万トンの水量でフランス随一、世界でも5つ目に豊富な水量。断崖の大きな淵にエメラルド色に水を湛えてその姿は神秘的。未だにどこから水が湧いてくるのか謎だと記載されています。
フランス版の現地サイトを読むと以下のような説明...
『泉の周辺の山々と ヴァントゥ山やその東の尾根に続くリュール山が1240 km²ほどの”水甕”の役割を果たし、その雨水や雪解け水の唯一の湧きだし口がここフォンテーヌ・ド・ヴォークルーズの淵です。』
まさに自然の神秘を感じさせる場所です。エメラルド色の絨毯を敷き詰めたような水藻のゆらめきを、青空の元でじっくり流れを眺めながら泉まで川に沿って上っていきました。ほんとうに目に沁みるほどの美しさ。
美味しそうなお水じゃないですか?あぁ~飲んでみたい~!
断崖の淵まで上ったのですが、残念ながら大きな割れ目をのぞかせているだけで湧水は全く見えませんでした。柵を超えて淵に少し下って見学している人もいましたが、水量の多い時にでもまた見に来ましょう。
ソルグ川沿いのレストランでスケッチして、長居しちゃったのでついでにランチもいただきました。
相方、ごちそうさまでした!