ヴァランゲル:Varanger半島のネセビ:Nessebyの漁村を発ちヴァドソー: Vadsoの村を車でさらっと見学。
そしていよいよハムニングベル: Hamningbergへ向かって出発です。不毛な沿岸一帯は黒い岩盤だらけで、車が一台通れる程度にしか岩を削り取っていないので、狭くて細い道です。しかし景色は野性味たっぷりで、海や、時おり川や池もある素敵な眺め。しばらくすると河口付近に広い白砂浜が見えてきました。その浜にはカモメの群れとトナカイの群れがくつろいでいます!!! 私の中のトナカイのイメージは雪の中か森の中なんですけど、砂浜で寝転んでるとは...想像したことなかった。車の前も、道にも野原も、農家の庭先にもたくさんのトナカイの群れ。彼らの健康そうで美しい姿をたぁ~くさん写真に撮り大満足!
ようやくハムニングベルの漁村に到着。ここは第二次世界大戦の戦火にあっていないので、古い木造建築が残ってる廃漁村です。かなり寂れていた時期もあったようですが、最近では古い木造家屋を改修して別荘として使う人がいたり、私達のような観光客も来るようになったので活気が戻りつつあるようです。ここで昼食をとり、スケッチしたり釣りを楽しんだり、小さな灯台まで散歩したりして過ごしました。
さあ、これからは『欧州最北復路』です。
ハムニングベルから戻り、ノルウェー最東端の町ヴァルドー: Vardøに寄ってヴァードゥフース要塞:Vardohus_Festningを見学しました。ここはノルウエー最北の星型要塞で、意外と歴史は長く13世紀のものだそうです。かない保存状態がよくてランパート、堀、など完全に残っていました。
余談 その1(※下の写真)
大きなカヤックみたいな形の建造物が大砲の左奥に見えますが、あれは2011年に完成した全長125メートルのモニュメント。実は17世紀の頃、ヴァルデの町で多くの女性たちが魔女狩りの犠牲となり処刑されたそうです。そして400年経った2000年にその魔女狩り犠牲者を追悼するメモリアルの建設が始まり5年前に完成。
本当に魔女狩りっていたるところで行われていたのですね。
余談 その2
下はヴァルドー・コミューンのシンボルです。加賀の橋立で見学した北前船資料館に展示されていた引札(チラシ)を思い出しました。帆船に夕日かしらね。
今日はEkkerøyで一泊。