
ここ七賢は、明治天皇がご巡幸の折り宿泊した行在所としても知られています。

行在所見学も行われています。
予約は昨日だったのですが、ご近所の方との親睦会に招かれ、キャンセルして本日行ってきました。

一般見学者は私1人だけ。 たまたま麹を大量購入した業者さん3名も酒蔵見学することになったのでご一緒させていただきました。
酒蔵3階から見学スタート。
蒸しあげる米は、一日一回1200kg。 きれいに洗ったお米に甲斐駒ケ岳の伏流水を吸収させ、大きな蒸し釜に入れて蒸気を使って蒸しあげます。蒸しあがったお米が出てきています。

蒸しあげたお米を試食しました。
表現が悪いのですが、なんだか炊飯器のなかで少し干からび始めたご飯みたい。 お米の表面は乾燥して固いのに、米粒の中はなぜかモチモチと柔らかでした。 ふしぎ...
さて、まず最初は「麹」づくり。
最近完成したばかりの麹室は、秋田杉無節の杉板を使用した立派な造り。
※きっと、麹、塩麹ブームのお陰で利益を上げているのねぇ~と、オバサン納得


話をもどして...
杉の呼吸作用を利用し、麹室内の高温多湿な環境を自然調節するのだとか。
さらに大小高低の煙突が天井に設置されていて、蒸発しした水分や熱の換気を行うそうです。
室内は、多湿で常時35~36度(造る酒類よって少し温度が違う)。
ここに蒸しあげたお米を運び、麹と揉むように混ぜ合わせて菌を繁殖させます。
麹菌が米粒の中心まど到達したら、今度は菌の活躍を止めるために涼しい部屋に運ばれ、温度と水分を調整していきます。涼しいお部屋が下の写真。麹ちゃんのベッドが並んでいます。

寝かされている麹を食べてみました。 上品なお味でほのかに甘い...


つぎの工程「酛(もと) または酒母」造り。
ステンレスのタンクに、麹室から運ばれた麹、蒸し米、甲斐駒ケ岳の伏流水を合わせてアルコール発酵する酵母を造ります。良い状態になったら、今度はステンレスタンクから出され、醪(もろみ)づくりに移ります。
いよいよ「醪造り」
ここが酒蔵の2階にある醪の部屋。壁には櫂棒(かいぼう)が...

いくつものホーロー引きのタンクが床に埋め込まれています。麹の発酵状態が見られる『見学用のタンク』をのぞくと、勢いよく盛んに泡だっています。あわあわです。

酒造りの職人・杜氏(とうじ・とじ)はいくつかの流派に分かれていて、流派によって造り方、使う道具、酒造りの歌も違うみたい。昔、もろみの樽を櫂棒(かいぼう)でかき回すとき、時間やスピードを一定にするために、流派の歌を歌いながら手を動かしていたそうです。
さて、酒蔵の一階部分に降りてきました。

先ほど2階で見たホーロー引きのタンク本体がずらり~と並んでいます。
日々発酵具合を見て完成レベルに達した醪を酒槽に送り、搾り澄ましと酒粕に分けます。
おりを取り除いた澄んだお酒をそのままで瓶詰めしたのが、しぼりたて「生」タイプ。
生以外は、低温過熱処理され貯蔵タンクで熟成期間を過ごしてから瓶詰めされるのです...、なるほど。
通常、30分弱の酒蔵見学なんだそうです。
でも、業者さんとご一緒させていただいたおかげで一般見学では公開していない「麹室」まで入って見学することが出来ました。
※昔は、麹室など女人禁制だったそうです。
七賢の杜氏でもあり常務でもある方の知識豊かな説明に聞き惚れて、あっという間の一時間でした。
感謝、感謝!
しぼりたての「生」が販売開始されたというので、見学終了後に売店へ行ってみました。
こちらの売店では試飲もできますが、車の運転があるので、七賢さんの販売酒のリストから選ぶことに。
ただ、しぼりたて生酒は封を切ってからの劣化が早くて、一気に飲まないといけない気がするので、小瓶300mlの純米大吟醸」田舎酒屋の酒 生」を購入。
家に帰って、手作りパテをパンにぬりながら「生」を飲みましたよ~。

舌に絡みつくようなしつこさがなく、さわやかでなめらかな優しいお味のお酒でした。
つまり...、飲みやすい。キケンだわ

七賢のHP。ネットショップもあります。
http://www.sake-shichiken.co.jp/event.html
Facebookで、仕込みの様子など写真で紹介しています。
http://onakaya-shichiken.com/

寒いのは大嫌いなのですが、雪景色は別!!! いまだに興奮してしまいます。
庭に積もった雪を眺めながらの朝食はいい感じぃ~


家の北側にはご近所の家が見えるのですが、今日は雪で真っ白!

美しい景色を見ていて、少し元気になりました。
実は人間ドックで飲んだ下剤が強すぎて、すっかり胃腸を痛めてしまった...
健康維持もなかなか大変なんですね。
人間ドックの後は、つわりの時のように吐き気がする日々が続き、意気消沈。
家にいる時間がもったいないので、仕舞い込んでいた家具用ノブを取り出してきました。
ノブは、去年7月13日に訪れた南プロヴァンス・ルーマランで買いこんだもの。
フレンチアンティーク調の可愛らしいデザインなので、思わずいくつも買ってしまった。

マルシェの写真がこちら→
買いこんでみたものの、どうやって使おうか~考えているうちにお蔵入り。
さてさて先日、吉祥寺の輸入インテリア店でよく似たノブを発見!
意外な用途で販売されていました。
なるほど~、こんな利用方法があったのね!
早速、私もアイディアを頂戴してやってみました。
さて、このノブについているネジは妙に長~い。それを金挽きのこぎりで切ります。

そして、近所の「くるがねや」で購入したマグネットをノブの後ろに貼り付けます。
仕上がりは... ハイ、冷蔵庫にはって使えるマグネットに変身!

やっと、南プロヴァンスの可愛い思い出の完成です!
.....しかし、私にはこういう『発想力』が欠けているのよねぇ~。
来月早々にはマルセイユへ出発します。
ところで... マルセイユは、今年のヨーロッパ文化指定都市に選ばれています。
そのせいで、去年はマルセイユの町の至る所では工事&渋滞&

落書きで汚れた建築物は足場を組んで磨かれて、市内へ通じる道は掘り起こされ綺麗に舗装されました。
観光にマルセイユを訪れるなら... 今年でしょう

1月12日の土曜日、マルセイユの旧港(vieux-port)に、夕方から大勢の人々が集まり始め...
19時、すべての教会の鐘の音とマルセイユのすべての船舶から汽笛が一斉に鳴り響き、幻想的でドラマチックで、旧港にいた相方は『良かったよぉ~』との便りが...。


花火あり、
ライトアップ、
ジャズライブあり、
そんなお祭騒ぎでこの日は夜遅くまで盛り上がっていたそうです。

マルセイユのシンボルとして親しまれるノートル・ダム・ド・ラ・ガルド寺院も、下の写真のように毎晩ライトアップされているのですが、

この日は花火も使われてごらんのとおり...

相方は新しくなったホールでジャズを聴きに行くと言っていましたが、どうだったのかしら?
本年も宜しくお願いいたします。

旧暦ではまだ壬辰(みずのえたつ)年ですが、5黄・癸巳(みずのとみ)年の2013年はどんな年になるのでしょうか...。幸多き年になってほしいです。
私は今年に入ってまず最初に『人間ドック&脳ドック&心臓ドック』で身体のチェックをしてきます。そして歯医者さんにも

さて、次の旅行先はすでにモロッコと決まっています。
相方が去年から色々情報を集めて、フランスからではなくスペインからフェリーでモロッコに行くのがベストだとか。なるほど...了解です。
私にとってアフリカ大陸は初めて!今からとても楽しみ
